佐世保には以前からキャッチコピーを大書きしたバスが走っています。
名産品や企業の広告に混じり、”真心こめてお願いしよう石木ダム”と書かれた何台かのバスもあります。このキャッチコピーが13~14年前の大渇水以来、ずっ~とバスのボディに書かれて市内を走り回っているのです。
石木ダム予定地は隣の川棚町を流れる川棚川の上流で、マッターホルンに例えられる姿をした、虚空蔵岳のふところにあたります。名水の沸く棚田で豊かな稲の実る里でもあります。
清流の流れる川筋では、道路が川を何度も跨ぎながら、くねくねと虚空蔵岳に登っていきます。
ダムの開発計画が持ち上がって以来、県費を投入するような大型の整備事業が控えられている為、何十年か前の日本の風景を見るようです。
ただ13~14年前もそして今も、ダム建設に反対する看板があちこちに目立ちます。計画の進展は全くと言うほど無いようです。
・・・それではなぜ全く進展がないのか?・・・たとえバスに大書きしたとしても、やはり”真心がこもっていない”のでしょう。
新しいダムで大渇水の記憶を払拭したい佐世保市民ですが、水を大事に使うかと言うとそうでも有りません。昨年の暮に”またまた大渇水の危機”が迫った時ですら、市民の節水率は10㌫にも満たなかったのです、それも7㌫程度の効果があるとされた減圧給水をした挙句です。そうなると市民努力は3㌫と言うことになります。街を走る車はピカピカに洗車されていました。
自分らは今まで通りのやりっ放しの生活をして、石木の人には先祖伝来の美田を潰せとお願いしている訳です。コレには”真心はこもっていません”。コレではこの先10年たっても進展はないでしょう。
・・・それでいいと思います。その頃には市の人口もさらに減っています、それにこの先何度か危機が来れば、市民の節水も少しは出来るようになるでしょうから・・・・
だいたい、佐世保市の水道料金のあり方もおかしい。ある部分からは定額料金制度で、節水しても料金が減らないのはおかしいではないか。
節水効果が表れないわけだ・・・コレにも”真心はこもっていない”。
